【質問】
Nってなんですか? |
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サイズの後ろのほうにN(エヌ)がついてるタイヤサイズがありますが、
Nって何を意味しているのですか?
ピレリやミシュランのタイヤで見かけます。
例:ピレリ P ZERO ROSSO 225/40ZR18 N4
ミシュラン Pilot Sport PS2 235/40ZR18 N3
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タイヤサイズの最後に「N3」とか「N4」とか書いてあるタイヤですね。これはポルシェ用タイヤのことです。
車の純正タイヤというのは、自動車メーカーからタイヤメーカーに「こういうタイヤを作って欲しい」と、性能などを指定されます。ポルシェ社の場合、基準に合格したタイヤには「N」のマークをつけるように指示されるのです。
これはどこのタイヤメーカーのタイヤでも同じです。
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【質問】
Nの意味は? |

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タイヤメーカー、商品名に関わらず、ポルシェに承認されたタイヤの
サイドウォールにはN(エヌ)がつくのですよね。
ちなみに、Nってどういう意味ですか?
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「N」はドイツ語の「NORM」(規格、規定、基準)の頭文字です。
「N0」から始まって、ポルシェのモデルチェンジなどでタイヤのスペックが変更される度に、N1,N2,N3… と数字が大きくなっていきます。
現在(2007年11月)一番数字の大きいものはN6というのがあります。
ちなみにこれは私も勘違いしていたことなのですが、自動車レースのカテゴリーにある「N1」というものと、このN1(2,3,4…)タイヤは特に関係ありません。
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【質問】
ポルシェ以外でもNつきタイヤは履ける? |

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ポルシェ承認タイヤのNマークは、N0(エヌ ゼロ)から始まるのですよね。
ゼロをアルファベットのO(オー)と見間違えてしまわないように。
さて、たとえばなのですが
ピレリのタイヤP ZERO ROSSOの255/40ZR17を履きたいなと思ったとします。
2007年4月のカタログを見ると、
この商品の255/40ZR17はN3のついたタイヤしか販売されていません。
車がポルシェではない場合、このNつきのタイヤは装着できないのですか?
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「N」付きのタイヤでも、ポルシェ以外の車に装着することは可能です。
性能的にポルシェ社の要求を満たしたタイヤということで、それ以外の性能(形、サイズ、荷重性能など)は、一般のタイヤと変わりません。
逆にポルシェに「N」のついていないタイヤを装着することもできます。
「N」付きのタイヤは特殊な性能のタイヤですが、タイヤの形や大きさが特殊なわけではないですからね。
一つ注意点としては、「N」のついたタイヤを使うなら、ポルシェにしろそのほかの車にしろ、「N」の付いていないタイヤとの混用は避けてください。性能のバランスが崩れてしまいますからね。
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グッドイヤーとダンロップ |

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東京モーターショー2007にてタイヤブースに着いた途端、
人がわんさか集まっていて思わず私も駆け寄ってしまったのが、 「グッドイヤー」。
ハカセがスタッフの方にお話を聞いていました。
・ハカセの質問
「グッドイヤーはダンロップ(日本では住友ゴム)と技術提携をしているそうですが、グッドイヤーのタイヤにはダンロップの技術が使われていたりするのでしょうか。例えば、スタッドレスタイヤのICE
NAVI ZEAには、ダンロップと同じテトラピックが入っているとか…」
・スタッフの方の回答
「基本的に、グッドイヤーのタイヤはグッドイヤーで開発をしています。日本で生産されているグッドイヤーのタイヤは、ダンロップの工場で委託して生産してもらっていますが、ゴムの材質、タイヤの構造、性能などは、グッドイヤーとダンロップとでは異なります。」
そういえば、ダンロップも日本グッドイヤーも
同じ住友ゴムグループですね
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通称はビブ。1898年生まれ。 |

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東京モーターショー2007に、ミシュランマンがいました。
握手をしたり、一緒に写真に写ったりと、微笑ましい光景が繰り広げられる中、
子供がパンチをしていて、「ENERGY SAVER」という環境にやさしい
乗用車用タイヤの発表より印象に残りました。
(あのモコモコした形にパンチしたくなる気持ち、分かります)
さて、ここで問題です。
「ビバンダムことミシュランマンは、創設者をイメージキャラクターに
したものである?」
本当か、ウソか。
↓
チチチチ チチチチ
↓
正解は、ウソです。
積み上げられたタイヤを擬人化して生まれたキャラクターがミシュランマンだそうです。
タイヤの幅が時代と共に太くなっていき、ミシュランマンのお腹の幅も
太く少なくなっているそうな。
<東京モーターショー2007 ミシュランブースのクイズより>
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信頼できるタイヤのトレードマーク? |

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(上の記事の続き)
ビバンダムくん、とても有名なキャラクターですよね。
時代に合わせてタイヤの幅を変えているとは知りませんでした。
このキャラクターはミシュラン創業者兄弟の思いつきで生まれたそうです。
名前の由来は登場時の看板に書かれたキャッチコピーだとか。
ビールではなく、ガラス片や釘などを飲み込むビバンダムが描かれた看板に、
「Nunc est Bibendum(ヌンク・エスト・ビバンダム:今こそ、飲み干す時)」というラテン語が書かれ、そこから「ビバンダム」と呼ばれるようになったそうな。
道路に落ちたガラス片や釘などの障害物に負けない、信頼できるタイヤという期待が込められているように感じますね。
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【質問】
偏平タイヤって? |

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タイヤのサイズで
偏平サイズ、超偏平サイズと表現されているときがありますが、
偏平タイヤ、偏平サイズってなんですか?
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偏平タイヤ、というと、一般的には偏平率55以下のタイヤを指すことが多いようですね。
偏平率というのは、例えば「195/65R15」というサイズなら「65」の部分。タイヤの側面の部分が、どれだけ高くなっているかを示す数字ですね。
この数字が小さいほど、タイヤの側面の高さは低くなり、横幅と比べて見てみると「平べったい」タイヤになります。
こういうタイヤは、乗り心地で不利な反面、カーブや高速走行などの性能で偏平率の高いタイヤに比べてとても優秀な性能を持っています。
なので便宜上、こういう「平べったい」タイヤを偏平タイヤという言い方で括っているのですね。
偏平タイヤは「低偏平タイヤ」とも言います。
ちなみに具体的には55,50,45,40,35,30,25、の偏平率のタイヤを偏平タイヤと呼びます。
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【質問】
偏平率40以上、以下とは? |

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タイヤサイズで偏平率とは
215/45R17の45の部分ですね。
では、「偏平率40以上」っていうのは偏平率が40、45、50、55、60・・・と、
単純に数字が大きくなっていくほうを指すのですか?
例:215/40R17→215/45R17→215/50R17→215/55R17→215/60R17
つまり、「偏平率40以下」とは
偏平率が40、35、30・・と小さくなっていく、ということですよね。
例:255/40R19→255/35R19→255/30R19
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その通りです。以上は数字が大きい方、以下は数字が小さいほうです。
偏平タイヤ=高性能タイヤというイメージがあるので、
「偏平率○○以上」 → 偏平率○○より性能が上のタイヤ → 偏平率の低いタイヤ
という具合に考えがちですが、以上、以下は単純に数字の大きい小さいで考えてください。
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【質問】
純正タイヤって? |

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よく、純正タイヤ、純正サイズって言いますが、
そもそも純正タイヤってなんですか?
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自動車に限らず、いろんな機械製品などには純正部品というものがあります。
純正部品とはメーカーが責任を持って提供する部品のことです。
自動車は装着するタイヤの種類によって性能が変わってきてしまいます。
そこで、その車に本来求められている性能を十分発揮させるためのタイヤとして、自動車メーカーが用意した(タイヤメーカーに作らせた)タイヤが純正タイヤということになります。
静粛性が売りの車には静かなタイヤ、走行性能が売りのスポーツカーにはハイグリップタイヤ、という具合に、純正タイヤの種類は車種によってさまざまです。
タイヤを交換する際には純正タイヤを使えば、車を買ったときとほぼ同じ状態にできます。
ですが、自分の好みに合ったアフターマーケット品を選ぶのが、タイヤに関しては一般的ですね。
そして、純正タイヤで使われているタイヤサイズを純正サイズと呼びます。
タイヤ交換をする際に、アフターマーケット品を選んだとしても、純正サイズと同じサイズのタイヤにすれば、極端に性能が変わってしまうこともなく、問題なく車に乗れます。 |
【質問】
タイヤサイズの読み方 |

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先日、問い合わせの電話があったときのことです。
タイヤサイズを聞いたところ、
「ひときゅうご ろくご ひとご」。
・・・?
あっ 、195/65R15。
さて、どう読んだら問い合わせの際に分かりやすいでしょうか?
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一番一般的な言い方は、
「いちきゅうご ろくごー じゅうご(195/65R15)」ですかね。
「いち(1)」は「ひと」、「ぴん」など、人によって呼び方が違うことがあるので気が抜けません。
また、「R」を「アール」と読むことはありますが、
「/」は「スラッシュ」と読まずに省略してしまうのが一般的なようです。
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【質問】
M+Sってなんですか? |

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タイヤメーカーのカタログにはXL(EXTRA LOAD)や
RWL(レイズドホワイトレター)など略されているものがあります。
そこで、気になったのが
M+S
ピレリのScorpion Zeroのサイズ表に載っています。
235/65R17 104H M+S と、このように。
M+Sってなんでしょうか?
参照:ピレリ サマーカタログ2006
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M+Sというのはマッドアンドスノー規格のタイヤのことです。
多少のオフロードや雪でも、多少なら走れる性能を持ったタイヤにこの記号が付けられています。
とはいっても、あくまで「多少なら」なので、スタッドレスタイヤの代わりに使うことはできません。
突発的な事態(突然雪が降ったなど)に対して、必要最低限の性能(近くのガソリンスタンドまで行く)がかろうじてあるくらいです。
中には雪道でもスタッドレスタイヤに近い性能を発揮するM+Sタイヤもありますが、基本的には、普通のタイヤと同じだと思った方がいいでしょう。
雪の積もった坂を登ることなどはまず不可能です。 |
【質問】
ピレリのディレツィオナーレ(Di)って? |

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ピレリのタイヤ
・P ZERO ROSSO
・P ZERO CORSA System
・P Zero System
08年2月現在、これらのタイヤには
As(Asimmetrico)とDi(Direzionale)というのがありますが、Asって一体なんですか?
例をだすと、
P ZERO ROSSO 245/45ZR18XLには
AsとDiの両方のタイプで設定があります。
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Asimmetrico(アシンメトリコ 以下As)とDirezionale(ディレツィオナーレ
以下Di)、車の性能に合わせて同じ銘柄のタイヤでも種類を設けたものですね。
Direzionaleというのはイタリア語で、「方向性の、方向を示す、指向性のある、指導的な、管理する」という意味。
Diタイヤはその名の通り、回転方向の決まった(方向性のある)タイヤです。
回転方向を一方向にしてしまうことで排水性能を高めてあり、ハイドロプレーニング現象を発生しにくくしてくれます。また、横方向の力を受け止めやすくなっていて、操作性に優れるのも特徴です。
FR車、MR車、RR車の前輪に使用すると、性能がよく発揮されます。

※ 写真はP ZERO ROSSOのDirezionale
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【質問】
ピレリのアシンメトリコ(As)って? |

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ピレリのタイヤ「P ZERO ROSSO」などにある
Asimmetrico(アシンメトリコ 略してAs)とは一体なんですか?
As(アシンメトリコ)のタイプよりDiのほうが数が少ないですね。
「ディレツィオナーレ」って発音すると舌を噛みそう。
「アシンメトリコ」の方が言いやすいです。
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Asimmetrico(アシンメトリコ 以下As)は「非対称の、不均衡の」という意味。これもイタリア語です。
Asタイプのタイヤは、左右で非対称の形(タイヤの内側外側が決まっている形)をしています。
性能的には、回転方向のグリップを重視したパタンになっていて、強い駆動力やブレーキ力を受け止められる設計になっています。
Direzionale(ディレツィオナーレ 以下Di)がFR車、MR車、RR車の前輪専用なのに対して、Asは前後どの位置にも使えます。
FR車、MR車、RR車の場合、後輪にはパワーを受け止めるAs、前輪には操作性を高めるDiという組み合わせにすることでより高い性能を発揮させることができますが、全てのタイヤをAsにすることも可能です。
FF車と4WD車の場合は基本的に、必ず全てのタイヤにAsを使用してください。

※ 写真はP ZERO ROSSOのAsimmetrico
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【質問】
転がり抵抗って? |

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ミシュランタイヤが全国の18歳から64歳までの一般ドライバー520名の男女を対象に、
「タイヤから考える環境問題に関しての意識調査」を08年5月に実施しました。
「転がり抵抗」という言葉を知っていますか?
その結果、「知っている」と答えた人は全体の40%です。
男女別、年代別に認知度を比較したところ、男性は63.8%が認知しているのに対し、
女性はわずか16.2%の人しか認知していない。
さて、「転がり抵抗」「ころがり抵抗」って最近よく聞くようになりましたが、
どういう意味の言葉ですか?
参照
http://www.michelin.co.jp/media_center/news/corporate/080522.html
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転がり抵抗、簡単に言うとタイヤの摩擦力です。
車から外したタイヤを平坦な場所で転がすと、ボーリングの玉よろしくどこまでもコロコロと転がっていきます。
と言っても、永遠に転がり続けるわけではなく、どこかで必ず止まります。
よく転がる丸いタイヤと言っても、地面との間に摩擦力があるので、徐々に転がるスピードは落ちていくのです。
これが転がり抵抗。
転がり抵抗の小さいタイヤというのは遠くまで転がっていき、転がり抵抗の大きいタイヤは比較的短い距離で止まってしまいます。
いわゆるエコタイヤというのは、この転がり抵抗を特に小さくして、エンジンの負担を減らして燃費を良くしようというものなんですね。
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【質問】
転がり抵抗は小さいほどいいの? |

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上の質問の続き
転がり抵抗の小さいタイヤは遠くまで転がっていき、
燃費を良くするということは、
転がり抵抗は小さければ小さいほどいい、ってことですか?
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転がり抵抗が小さければ小さいほど、摩擦が少なくなります。
ということは、一度加速したらスピードが落ちにくくなり、あまりエンジンを回さずに車が走れるようになります。
燃費のことを考えれば、転がり抵抗は小さければ小さいほどいいですね。
ただ、転がり抵抗が小さいことが必ずいいことかと言うと、そうでもありません。
摩擦力というのは言いかえればグリップ力のことで、つまりエンジンの力を地面に伝えて加速や減速をしたり、ハンドルを切った力を地面に伝えて車を曲げたり。
そういった、車の操作から安全にかかわる部分を司る性能でもあります。
転がり抵抗が小さいほど燃費は良くなりますが、ほどほどにグリップ力を確保する必要もあるのです。
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【質問】
転がり抵抗が小さいと、グリップは? |

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タイヤの性能って二律背反で、グリップ性能が最高によければ、磨耗も早い。
F1なんて、1回のレースでタイヤ交換してますよね。
転がり抵抗が小さい省燃費なエコタイヤって、グリップはいまいちなのですか?
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確かにそうですね。
タイヤの性能は二律背反。転がり抵抗が大きいとグリップ力が優れている、抵抗が小さいとグリップは悪い。
F1のようなレースで使われるタイヤに至っては、身を削ってグリップ力を稼ぐような特殊なタイヤもあり、環境性能とは対極にあります。
(ただ、最近のF1ではレギュレーションの変更でタイヤも変わってきています。)
ところが最近では、新しい素材でタイヤを作ることで、相反する性能を両立させようという試みも多くされています。
普段は転がり抵抗を小さく、タイヤに力が加わった時だけ大きなグリップを発揮する、そんなタイヤ作りがされるようになりました。
いくら燃費が良い、環境に良いタイヤと言っても、安全性が損なわれるようでは安心して使えませんからね。 |
【質問】
夏用タイヤって? |

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夏タイヤ、夏用タイヤ、サマータイヤ、
言い方はいくつかありますが、
夏用タイヤって、秋も冬も使用できるのですか?
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夏用タイヤと言う言い方は、スタッドレスタイヤなどの冬用タイヤに対比させる言い方ですね。
と言っても、冬用タイヤは雪や氷などの特殊な環境に特化した「冬専用タイヤ」なのに対し、夏タイヤは雪や氷がなければ一年を通して使用することができます。
たまに「ノーマルタイヤ」なんていう言い方もされますが、冬にしかはけない特殊なタイヤに対して一年中履ける普通のタイヤということで、こっちの言い方の方がなんとなく分かりやすい気もします。
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【質問】
タイヤ交換で、脱着って? |

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タイヤを交換するとき、お店の料金表に
脱着や、組替え、バランス調整って言葉を
目にしますが、脱着ってなんですか?
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このあたりの言葉は使う人によって意味が違うことがあるのですが、脱着と言うと普通は、ホイールに組み込み済みのタイヤを車に取り付け(取り外し)することを言います。
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【質問】
タイヤ交換で、組替えって? |

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タイヤを交換するとき、お店の料金表に
脱着や、組替え、バランス調整って言葉を
目にしますが、組替えってなんでしょう。
組替えと、組み込みは同じ意味?
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「組換え」という言葉は、「脱着」以上に人によって意味が違うことが多いです。
ですが一般的には、タイヤをホイールに装着したり、外したりすることを言います。組み込みと言うと、装着するだけですね。
ホイールとかタイヤとか言葉だけで説明しても難しいかもしれませんので、写真を出してみます。

これがタイヤです。
そしてこれがホイール。
組み込むと…

こうなります。
タイヤだけでは車に装着できない、ホイールだけでは走れない。
この二つのパーツを組み合わせることで、車に装着できて走れる状態になるのですね。
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【質問】
タイヤ交換で、バランス調整って? |

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タイヤを交換するとき、お店の料金表に
脱着や、組替え、バランス調整って言葉を
目にしますが、バランス調整ってなんでしょう。
そもそも、何を調整するのでしょうか?
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タイヤは見た通り、まん丸い形をしていますが、厳密には微妙な形のゆがみや重さのアンバランスがあります。
最近はかなり加工の精度が上がって真円に近くなっていますが、それでも人間の作るもの、どうしても完璧なものはできません。
タイヤのアンバランスがわずかなもので、装着した車もゆっくりと走っているのであれば構わないのですが、ある程度スピードを出してしまうと、そのわずかなアンバランスが乗り心地や車の操作性、安定性に悪影響を与えてしまうことがあります。
そういったことを防ぐために、タイヤに錘をつけてアンバランスを矯正してやる、それがバランス調整です。
バランス調整をする、バランスを取る、なんて言い方をします。
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【質問】
タイヤ交換で、バランス調整って必要? |

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上の質問の続き
バランスというのは、タイヤに錘(おもり)をつけて
ホイールに組んだタイヤのバランスを調整するということでいいのでしょうか。
では、タイヤ交換のときに
バランス調整はしたほうがいいのですか?
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バランス調整は、タイヤをホイールに組んだ状態で行われます。
この状態ですね。↓

ホイールにもタイヤと同じように微妙な歪みや重さのアンバランスがあります。だから、両方を組んで一つにした状態でバランスを取って、それから車に取り付けると良い状態になるのですね。
バランスを取らないとどうなるかというと、車に振動が起きたり異音が発生したりすることがあります。
スピードは出さないし音も別に気にならないというなら、バランスを取らなくても構いません。
ただ、走行中にハンドルのぶれが起こるケースもあるので、せめて前輪くらいは取った方がいいと思います。
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