タイヤの側面に書いてあるサイズ、この読み方と意味について解説します。
タイヤサイズは1〜6の部分でできています。
特に1〜4の部分でタイヤの形と大きさを表します。
1〜4の部分が同じタイヤであれば、5,6が異なっていても履き替えは可能です。
(ごく一部の例外はあります)
まず1はタイヤの幅を示します。この数字が大きいほど幅の広いタイヤ
(大きな車や、力の強い車用のタイヤ)ということですね。
この場合、タイヤ全体の幅が215ミリメートルという意味です。
2の部分は偏平率と言い、タイヤがどれくらいの厚みがあるか、ということを、
タイヤの幅に対する率で表します。難しいですね。
この場合で言うと、幅の215ミリに対して45%(約97ミリメートル)の厚みがあるという意味です。
この数字が小さければ小さいほど、横から見たときにタイヤが薄くなります。
ですが、あくまで率で表すので、245幅の40偏平と205幅の40偏平では薄さの程度が違います。
一般的に、薄っぺらなタイヤほど走行性能が良く、乗り心地が悪くなります。
3はタイヤの種類を表します。Rが書かれているのが普通です。
時々、「R」ではなく「ZR」と書いてあることがありますが、特に気にすることはありません。
(6の速度記号の一種で特殊な書き方なのです)
4はリム径といい、タイヤのドーナツの内側の大きさ。装着するホイールの大きさと同じです。
5はLI値(ロードインデックス)値と言い、そのタイヤがどれくらいの重さに耐えられるかを表します。
大きな車は当然、この数字が大きなタイヤを履く必要があります。
LI値によってどれくらいの重さに耐えられるかは下の表をご覧下さい。(JATMA規格・一部抜粋)
表中の数字は荷重能力(kg) | |||||||
LI値 | 空気圧(kPa) |
||||||
180 | 190 | 200 | 210 | 220 | 230 | 240 | |
86 | 450 | 460 | 475 | 490 | 505 | 515 | 530 |
87 | 460 | 475 | 490 | 505 | 520 | 530 | 545 |
88 | 475 | 490 | 505 | 520 | 530 | 545 | 560 |
89 | 490 | 505 | 520 | 535 | 550 | 565 | 580 |
90 | 505 | 525 | 540 | 555 | 570 | 585 | 600 |
91 | 520 | 535 | 555 | 570 | 585 | 600 | 615 |
92 | 530 | 550 | 565 | 585 | 600 | 615 | 630 |
93 | 550 | 565 | 585 | 600 | 620 | 635 | 650 |
94 | 565 | 585 | 600 | 620 | 635 | 655 | 670 |
※ LI値毎に、空気圧によってどれくらいの性能を発揮するかの一覧です。詳細な表はこちらのページへ。
6は速度記号と言い、そのタイヤが設計上、どれくらいのスピードを出せるかを表しています。
アルファベットに対応する速度は下の表をご覧下さい。(一部抜粋)
記号 | 最高速度 (km/h) |
記号 | 最高速度 (km/h) |
L | 120 | H | 210 |
Q | 160 | V | 240 |
R | 170 | W | 270 |
S | 180 | Y | 300 |
T | 190 | Z ※ | 240以上 |